洋裁の通信教育を比較検討

ホームソーイング通信講座

録りためておいた「ソーイングビー3」を見ていたら、どどーんとソーイング熱が高まってきました。

ソーイングビーの出場者って、アマチュアとは思えないレベルで短時間で何でも完成させて凄い!
たまに袖の向きを間違えてつけたりしてるのを見ると、微笑ましくて安心するわ~。

ソーイングビーほどはできなくても、私ももうちょっと早くきれいに上手に縫えるようになりたーい!

ということで、通学の時間はないし新型コロナもあるしで通信教育を検討してみました。

洋裁の通信教育

私の目標は「市販の本や型紙の作品を早く上手に作れること」です。

パターンを自分で起こすのはそれほど興味なく…できるに越したことはないと思うんだけど難しそうだし…。

色々調べた結果、3社からパンフレットを取り寄せてみました。

日本ヴォーグ社「ホームソーイング通信講座」

ハンドメイドの出版社のイメージの強い日本ヴォーグ社に通信教育がありました。

パンフレットはA2サイズの両面カラー1枚。

基礎から学べる、もっとソーイングを楽しみたい方のための入門講座。
バッグやチュニックなど実際の作品づくりを通して、手縫い・ミシン縫いの基本、布の知識や裁断の仕方、洋服の縫い方・仕上げ方をやさしくレッスンします。

ホームソーイング通信講座パンフレットより

課題は、下記6点です。
DVDとテキストを見て制作し、作品を送って添削指導をしてもらいます。

  1. アームピンクッション(手縫い)
  2. 鍋つかみ
  3. ワンハンドルバッグ
  4. スカート or パンツ
  5. チュニック
  6. ブラウス

手縫いをきちんとやったことないし、本当の基礎からって感じがしてとても心惹かれる。。。

標準学習期間:5ヵ月(最大12ヵ月)
受講料:20,366円(一括払い)。

内容とは関係ないけれど、ちょっと気になったのがパンフレットの取り寄せ申し込みについて。

HPから資料を申し込みしたのですが、「受付しました」のメールが来ない… (今時、自動返信の仕組みがないの?)

ホントに申込みできたのかどうか、届くまで不安でした…。

文化服装学院「服装コース」

専門学校の文化服装学院にも通信講座がありました。

通信講座のパンフレットを申し込んだら、オープンカレッジと通信講座の両方をまとめた全58ページの立派な冊子が届きました。(水曜に頼んで土曜に届きました)。

オープンカレッジの講座も色々楽しそうだけど、いかんせん東京までは通えない。。。

こちらの「服装コース」は、作図と縫製の両方を学ぶもの。

■ファッションの専門学校・文化服装学院の服作りカリキュラムに則ったテキストを使って学びます。
■文化式原型成人女子用を使用したレディスの作図法、パターン展開、縫製技術を学びます。
■縫製条件の範囲内で好きな素材で自由にデザインした作品を自分のサイズで製作します。
■経験豊富な専任講師が丁寧な添削指導であなたに合ったアドバイスをします。
■衣服の構造や素材・布の特徴、製品の特長などの知識が身に付きます。

文化服装学院パンフレットより

学習内容(提出課題)は下記9点。

  1. 原型作図:文化式成人女子原型の作図
  2. スカート or パンツ:実物製作・作図・パターン
  3. ブラウス:実物製作・作図・パターン
  4. ワンピースドレス:実物製作・作図・パターン
  5. ジャケット:作図
  6. ジャケット:実物製作・パターン
  7. コート:作図
  8. 修了試験(終了作品):自由作品の実物製作・作図・パターン
  9. 修了レポート

テキスト7冊はそれぞれ150ページくらいで、基本型から応用の作図法、パターン展開、縫製方法を解説してあるのでそれを見て自分で勉強します。

……すっごい難しそう!

だけど、これをきちんと修了したら一通りの服が作れるようになりそう~。

受講期間:12ヵ月(+無料延長期間12ヵ月)
受講料:50,000円(一括納入)

トミー洋裁学院「縫製科チャレンジコース」

「トミー式定規」を使って複雑な計算なしで簡単に製図をする、という独特な手法のトミー洋裁学院。

こちらは通学と通信の両方が書かれたパンフレット(A3サイズ両面カラー1枚)が届きました。(水曜申込みで翌月曜に届きました)

チャレンジコースは洋裁が初めての方でも”自分で型紙をかいて作品を作る”を目標にしているコースです。いろいろな作品を作りながら縫製の技術を勉強します。製図科で勉強したことを踏まえ、マイサイズで製図し自分で型紙を作り上げることを目標としています。

トミー洋裁学院パンフレットより

通信教育の内容は…
縫製科1:フレンチスリーブブラウス
     ノースリーブワンピース
     ノーカラージャケット
縫製科2:セミタイトスカート
     ボータイブラウス
     フリルチュニック
縫製科3:ベスト
     ノーカラージャケット
     ハーフパンツ
(縫製科チャレンジコース1などが正式名称ですが、「チャレンジコース」は省略)

ただし、縫製科を受講するためには、まず同じレベルの製図科を修了している必要があります。
(製図科、縫製科ともに1~3があります)

そして、製図科、縫製科ともに、レベルが上のクラスを受講するためには下のクラスを修了している必要があります。

つまり…縫製科3まで受講したかったら製図科1~3と縫製科1・2をやっていないといけないということ。

道のりが長い…。

製図科1 講座期間:3ヵ月(無料の延長期間あり)
     受講料:48,000円
縫製科1 講座期間:約3ヵ月間
     受講料:14,000円

ちなみに、製図科1~3と縫製科1~3の総受講料は191,000円です。

3社の比較

製図課題数製作物(例)受講期間受講料難易度※
日本ヴォーグ社
「ホームソーイング」
なし6点ピンクッション
スカート
ブラウス
 など
5ヵ月
(最長12ヵ月)
20,366円
文化服装学院
「服装コース」
あり
文化式
9点スカート
ジャケット
自由製作
 など
12ヵ月
(最長24ヵ月)
50,000円
トミー洋裁学院
「製図科1」と
「縫製科1」
あり
トミー式
製図科:3点
縫製科:3点
フレンチスリーブブラウス
ノースリーブワンピース
ノーカラージャケット
6ヵ月
(延長あり)
62,000円普通
※難易度はHPやパンフレットからの印象と内容による個人的主観です

というわけで

製図を学ぶなら、本とかでもよく使われている文化式が融通が利きそう~。
難しそうだけれども。

トミーは全部学ぶと金額が高いのもネック。
おこづかい少ないんです。。。

まずはホームソーイング講座を受講してみて、やる気がみなぎっていたら服装コースを受講…するかもしれない…感じです。


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